Vividir(ビビディア)
属人的なエクセル管理から、チームで素早くシミュレーションできる体制を構築
株式会社CuboRex様

属人的なエクセル管理から、チームで素早くシミュレーションできる体制を構築

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――インタビューにご協力いただいた方

代表取締役 嘉数様 総務部 宗村様

――まずはCuboRex様の事業内容について教えてください。

工場内の物流自動化を実現すべく、物流ロボットの製造から販売までを一貫して行っています。

主なラインナップとして、クローラユニット、運搬機器、ロボット開発プラットフォーム、施設管理ロボット、プラント管理ロボットなどを展開しています。

Cuborex様(事例用2/4)

当社のプロダクトの特徴は不整地での高い走破性です。 工場内に導入する際、路面状況にかかわらず既存の環境にスムーズに導入できます。

これにより、路面整備にかかるコストを抑え、シームレスな物流を実現します。

さらに、厳しい屋外環境にも耐えられる強靭な設計により、雨・風・雪にも耐え、工場の建屋間を移動する際も、安心してお使いいただけます。

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――Vividir(ビビディア)を導入する前に抱えていた課題を教えてください。

以前はスプレッドシートやExcelを使用して事業計画を作成していました。 しかし、用途が多様化する中で、主に2点の課題に直面していました。

1点目は管理の複雑化と属人化です。

投資家への提示用や社内での討論用など、用途に応じて権限を分けたり、それを適切に管理したりすることの難しさがありました。

また、初期から計画を作成する際、分かりやすいレイアウトの構築や、収益構造と数字をリンクさせた関数の組み込みに限界を感じていました。

運用していく中でも、関数が追加されることで計画が複雑化し、変数の管理が煩雑になってしまい、将来的に関数などを修正できる人物が限定されることによる属人化も課題でした。

2点目に、非効率な作業工程が発生していました。

最新版を探し出したり、グラフの参照先を辿って数字を確認したりと、計画そのものとは関係のない準備や確認作業に多くの時間を費やしていました。

――選定の決め手になったポイントをお聞かせください。

大きく分けて、3点あります。

1点目は、「Vividir(ビビディア)」の選定にあたっては、まず以前から利用していたVividirの前身サービス、「ProfinanSS(プロフィナンス)」で得た信頼感です。

ProfinanSSでは初期の事業計画作成において非常に重宝しており、他の起業家にも積極的に勧めるほどでした。

サービス終了の知らせを聞いた際は、よく使っていただけにとても残念でした。

そういった経緯があったので、Excelでの事業計画の作成に限界を感じていた時に、ProfinanSSの後継版であるVividirが自然と有力な候補になりました。

2点目に、属人化の解消と共同編集のしやすさです。

Vividirでは履歴の保存機能などにより、新しいバージョンがどれか一目で分かります。

また、関数などを使用する必要もないので、Excelのような関数の複雑化や属人化を解消し、チーム全体で楽に共同編集できると感じた点が最終的な決め手となりました。

3点目は、シミュレーションのしやすさです。ビジネスモデルの収益構造を簡単に可視化でき、直感的に作成することができるので、複雑なビジネスモデルも柔軟に対応できるシミュレーションが可能です。この点も選定の重要なポイントとなりました。

――サポート体制はいかがですか?

Vividirの導入から日々の運用に至るまで、手厚いサポートには本当に驚かされました。

印象的だったのは、アプリケーションの画面内から直接質問すると、すぐに回答をいただけたことです。 すぐに的確な返答がもらえたため、導入作業は非常にスムーズに進行しました。

細かい調整はその後も続きましたが、事業計画の土台をわずか1週間足らずで構築できたのは、この迅速なサポートのおかげです。

導入後も、入力方法や機能に関する質問には、具体的な画面スクリーンショットを添えて回答が届くため、ストレスなくVividirを使いこなせています。

一般的なWebサービスですと、質問をしても機械的な返事だったり、そもそも返事に数日かかったりして業務が止まってしまうことがよくありますが、Vividirのサポート体制は非常にスピーディーで大変助かっています。

――サービス導入後の効果はいかがでしたか?

最も大きな変化は「シミュレーションが圧倒的に簡単で、気軽にできるようになった」ことです。

Excel時代では、まず最新版を探し出したりなど、グラフの参照先を辿って数字の確認したりと、事業計画を作るプロセスの中で、計画の数字そのものとは関係のない準備や確認作業に多くの時間を費やしていました。

一方Vividirでは、一つのプラットフォームの中で完結するので非常に便利です。

計画のタイトルに日付を入れたり、共同編集者にとって分かりやすい名前をラベリングすることでどれが最新版かなど判断できます。

おかげで無駄な作業を省いて、フットワーク軽く様々なパターンのシナリオを検討できるようになり、シミュレーションツールとしてとても重宝しています。

また、Vividirという「共通言語」が確立されたことで、社内での事業計画に対する認識がそろい始めたことを実感しています。

現状認識と今後の方向性についても社内で統一された理解が深まり、結果的によりスムーズで質の高い意思決定が行えるようになりました。

――Vividirの良い点と改善が必要な点について教えてください。

「Vividir」ではまず収益構造を作りますが、その機能は多用しています。

販売経路(ファネル)と売上(レベニュー)を組み合わせた構造は、ツリーとして可視化されるので便利です。

1つ数字を変更するたびにツリーに反映される(※1参照)ので、視覚的に見ても、構造が正しいか、売上(レベニュー)の数値が現実的な範囲に収まっているかなどを確認しながら、全体のバランスも整えられています。

Vividirにおける収益構造可視化の例 ※Vividirで作成した収益構造例

また、「Vividir」の画面を開くと一番最初に出てくる「収益設計サポート」は導入して間もない方には非常に役立つのではと思っています。

質問に答えていくだけで簡単な収益構造モデルができるので、とてもスピーディーに計画のたたき台を作ることができます。

改善点としては、多機能で自由度が高い半面、使いやすさという観点でさらなる進化があると良いかなと思います。サポートが手厚いので困ることはありませんでしたが、ぜひ今後の進化に期待しています。

――Vividirについて一言お願いします

CuboRex様(事例用4/4)

意思決定のスピードをあげるための基盤を今から持っておくという意味で、非常におすすめできるサービスです。

Vividirを使うのか、Excelで苦労するのか、ですね。

将来的に事業が拡大した際、Vividirで表現できるような精緻な計画は必ず重要になってきます。

事業の初期段階で精緻な計画を立てることで、シミュレーションなども容易になり、実績が追いつかなかった部分については構造レベルでドリルダウンできるので、意思決定の方向性やインサイトの精度を初期段階から高めることができます。

――CuboRex様の今後の展望をお聞かせください。

今後は、全国的、そして大規模に、工場内物流を自動化していくことを目指しています。 現状、日本の9割の工場物流はすべて人の手によって動かしています。

人手不足が社会問題となる中、雨・風・雪にも耐えられる強靭な物流ロボットのニーズはこれからも高まっていくでしょう。

弊社の工場内物流自動化という大きなソリューションが社会問題解決の一助になるよう、これからも果敢に挑んでいきます。

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